放課後の「帰りたくなさ」の正体

家が嫌いなわけじゃないのに 学校ももう終わったのに、 なのに帰りたくないだけが残る放課後がある この気持ちは怠けでも反抗でもなくちゃんと理由がある

「帰り道に入りたくない」のは気持ちが切り替わるのが怖いから

学校 → 家 の切り替えって 一日の中でもっとも気温差が激しい時間帯

学校では外向きの自分 家では内向きの自分 そのギャップが大きいほど帰るのがしんどくなる

放課後が「中間地点」でいたい理由はそこにある まだどっちの自分にも寄りたくないだけ

本当に疲れている日は自分がぼやける

授業で削られて、 人間関係でちょっと疲れて スマホで脳がバグって ようやく放課後にたどり着く

そのときの自分って まとまりがないというか 形がくずれかけてるというか

家に帰れば日常が始まるのは分かってるけど その精神状態を取り戻す余裕がまだない だから帰れない

放課後の街は誰にも気づかれずに呼吸できる場所

コンビニの前 ちょっと古いベンチ 西日の強い帰り道 友だちの声が遠くなる感じ

その全部が「自分を取り戻す時間」になってる

放課後の街って 誰からも期待されず 誰にも急かされず ただ存在してるだけでOKな場所として機能してる

帰りたくない気持ちは逃げじゃなくて回復の前兆

気持ちが弱ってるから帰れないんじゃなくて これ以上削られたくないだけ

ストレスが溜まった心は 「帰る前にちょっとだけ休ませて」 って勝手にブレーキを踏む

放課後の寄り道はその自然な回復行動

横浜リフレにも似ている「中間地点で救われる感覚」

横浜リフレが必要とされるのは 癒されたいからだけじゃなくて

学校でも家でもない第三の場所がほしいから

放課後の街みたいに 誰にも見張られず 誰にも期待されず ただ呼吸できるスペースとして存在する

読むリフレの記事も その役割の延長にある

帰りたくない日は 今日の自分がまだどこにも帰りたくないほどがんばった証拠 ゆっくり戻って大丈夫