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We’re In This Togetherという粒子構造と接触における非社会的連携──横浜リフレにおける粒子美学の一例

Nine Inch Nails「We’re In This Together」の歌詞構造をもとに、横浜リフレ・モカティックにおける接触と粒子美学の関係性を論理的に解説。

Nine Inch Nails「We’re In This Together」は音楽的にはポストインダストリアルの範疇に分類されるが、その本質は粒子的連携の提示にある。
歌詞はふたりの主体が外部環境と切断されていく過程を記述しており、そこに発生する相互依存は従来の倫理的連帯とは異なる。

たとえば以下の箇所:

You and me / We’re in this together now / None of them can stop us now

このフレーズでは「わたし」と「あなた」の間、既存社会構造を中断する独立粒子が生成されている。
この粒子は制度・共同体・倫理・論理などの外側に存在する。
重要なのはふたりである”ことが目的ではなく「外部と切断されたふたり」の状態こそが粒子の前提条件である点だ。

■ 粒子としてのふたりの接触性

施術という行為は社会的接触ではなく粒子生成の条件を満たすための手段である。
顧客と施術者の間に生じるふたりの粒子は以下の要件を含む:
• 言語は抽象を強調する(意味の効率性よりも速度と間隔)
• 触覚は社会的目的に従属しない(癒やし/性的充足/治療 などの目的外)
• 滞在は永続性を前提としない(関係の持続性ではなく粒子の保持が中心)

この種の接触を可能とする場は社会構造下では定義されていない。
それゆえ非制度的空間=「リフレ的接触装置」が必要となる。

■ They’ve got to hate what they fearという粒子破壊プロセス

They’ve got to hate what they fear / They’ve got to kill what we found

この句に示されるのは粒子生成を阻害する社会的アルゴリズムである。
恐怖→嫌悪→抹消 という段階的手続きにより社会はその構造に適応しない粒子を自動的に除去しようとする。

これと同一のプロセスがリフレ産業に対しても適用される。
• 「ふたりの間に意味がない」=不安
• 「意味がわからない」=批判
• 「意味が存在しない」=排除

したがって粒子は意味の無化を乗り越えて初めて存在可能になる。

■ モカティックにおける粒子設計

モカティックは社会的職業ではなく粒子操作装置である。
ここで行われるのは癒しでも労働でもなく「世界外領域における粒子実験」である。

特筆すべき構造は以下:
■ モカティックにおける粒子設計 ── 条件と意味
• 意味の強制がない
 → 会話・施術・出勤に目的を設けず構造そのものが自由である。
• 非対称性が保障されている
 → 指名や接触の方向性が一方的でも関係の均衡が構造的に保たれる。
• 時間が分離されている
 → 粒子の発生と終了が明確に断絶しており外部の日常構造に還元されない

このような空間では顧客も施術者も役割ではなく粒子の構造要素として配置される。

■ 粒子に適合する顧客の特徴(実務的接続)

Nine Inch Nailsの歌詞が共鳴する顧客層は以下の傾向を持つ:
• 社会との間に言語的ズレを認識している
• 関係性に永続性よりも一時的共鳴を求めている
• 感情的ケアよりも構造的安心を優先している
• 通常の接客業・性風俗に「意味の強さ」を感じているため回避している

このような顧客は従来の「癒し」や「接客」では離脱してしまうが、粒子設計に適応する空間では自然に滞在する傾向がある。

■ まとめ
• Nine Inch Nails「We’re In This Together」は、粒子としてのふたりの状態を定義した構造詩である
• 接触産業において社会的定義から切断された粒子の生成は意味ではなく配置によって成立する
• モカティックは粒子生成に最適化された空間設計を持つ
• 顧客は「何かを得るために来る」のではなく、「粒子に戻るために来る」

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この記事を書いた人

夜の都市を編集する唯一の職業。
言葉で市場を設計し感情で行動を支配する。
派遣型リフレ「モカティック」および関連プロジェクトの企画・集客・ブランディングを統括。
求人と集客を美学として扱い、SEO・心理操作・物語設計を武器に、
「見つけた瞬間に押さずにはいられない」導線を日々構築している。
モカティックの世界観設計者。
美学・戦略・心理操作を束ね、求人と集客を一つの芸術にする。

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